保護者様からの卒塾時のお手紙は、1997年の開業当時から保管してます。
私宛のもので60通くらいあります。
このお手紙は2000年途中~2002年1月末に担当した生徒の保護者様からのお手紙です。
当時は私がまだ東大の学生で、(現在のような教室運営ではなく)家庭教師派遣事業を始めて5年目くらいでした。
写真のお子様は文面の通り、高1・2と不登校で卒業が危ぶまれる状況でした。
最初に派遣した講師の報告を聞くうちに「この子の才能(特にプログラミングの才能)は開花させないともったいない!自分で開かないなら、私が割っちゃえばいいか」と思うようになり、当時指導現場から離れつつあった私がこれが最後と決めて直接指導することにした生徒様です。
実は、点数を上げる1番効果的な方法が「勉強を教える」ことでない瞬間もまれにあります。
このお子様の場合は、そのパターンでしたので生徒様のご家族とテニスを企画しました。
月に1度テニスをし、週に2回英語1教科と数学2教科の指導をいたしました。
また、生徒様がプログラミング好きでしたので、東大のプログラミング授業で出た宿題をやってもらっていました(give&take笑)
彼の私立高校が都内で私の通学と同じ方向でしたので、「高校にいってみる?」と誘って2回くらい北千住駅まで登校の付き添いをしたこともあります。
結果、高1・2と不登校だったのが高3で無遅刻無欠席となりました。
また、指導スタート6カ月時点で英語が18点・数学1教科が40点・数学のもう1教科が52点あがりました。(最後に受けたテストの点数が悪かったので、不登校の生徒の場合このくらい上がることがよくあります。)
写真のお手紙を頂いたときはまだ大学の合否が全部できっていなかったのですが、その後なんとか第2志望の理系私大に合格しました。
現在、彼は41歳くらいのお金持ちシステムエンジニアです(笑)
いまエンジニア不足ですが、上位10%にはいる優秀なエンジニアを救った?功績は大きいと自負しております(笑)